ノーベル賞を受賞した「オートファジー」について

こんにちは、はやぶさ整体院です。
すっかり秋の装いで、だいぶ肌寒く感じるようになりましたね。服も急いで秋物を引っ張り出してきたので入れ替えでバタバタしていました。

先週は大きな明るい話題が出てきました、日本人のノーベル賞受賞。ここ3年では日本から毎年受賞者が出ているみたいなので誇らしい限りです。国別のノーベル賞受賞数を調べてみると日本は世界7位あたりらしい、ちなみに1位はアメリカで圧倒的な数の337人(2014年まで)、日本は20人(2014年まで)でした。アメリカ凄いですね。

そんな中、今回の受賞で出てきたのが「オートファジー」という言葉。なんのこっちゃと思う方がほとんどだと思います。(自分はある漫画を読んで知っていましたが) オート=「自己」ファジー=「食べる」という意味で日本語では「自食作用」と言われています。簡単に言うならば自分自身の細胞をリサイクルしているという事。人は日々新しい細胞を作っているのですがその過程で必要でない物も必ず出てくる、その必要でない物を細胞自身が食べて逆に体に必要な物(タンパク質)に変えてくれているという働きです。それは分かったが、じゃあ自分たちとどう関係するの?という話になると思います、このオートファジーの働きで病気の予防や治療ができるという話なのです。このオートファジーの働きがあるから悪い物が体の中に残らないので病気を防いでくれています、逆に働きが悪くなれば体の中に悪い物質が蓄積してしまうので何らかの病気になるかもしれない。また働きすぎても問題があるようで、がん細胞があったとすればオートファジーによってそのがん細胞がなかなか死んでくれなくなるという事もあるみたいです。なので、このオートファジーの働きをその方の症状によってコントロール出来れば病気に対応できる、治療に役立てる、そういうお話でした。 病気で悲しまなくなる世の中が1日でも早く来てほしいですね!